DMM.make AKIBAのビジネスメディア「FACT」

ハードウェア専門アクセラレーター「HAX」が投資した海外スタートアップ5社

 

アメリカのベンチャーキャピタルSOSVが手掛けるハードウェア専門アクセラレーター「HAX」。2012年のプログラム開始以来、ロボットやセンサー、医療機器など幅広い分野のハードウェアスタートアップ200社以上に投資を行っている。

アジアとアメリカに拠点を持つことが特徴で、HAXのプログラムに参加した企業は深センでのプロトタイピングや量産設計、サンフランシスコでのビジネスメンタリングなど、ステージごとに異なる場所でサポートを受けることになる。なお、日本でも住友商事とSCSKの共同で「HAX Tokyo」が立ち上がり、2019年8月末まで参加企業を募集している

そんなHAXがこれまで支援してきた企業のうち、複数回にわたって投資を受け、成長を果たしてきたハードウェアスタートアップ5社を紹介しよう。

 

nura

設立:2015年 累計調達額:約2190万ドル

HAXからの投資
・2016年1月 2.5万ドル
・2017年5月 660万オーストラリアドル(462万ドル)
・2018年11月 2100万オーストラリアドル(1400万ドル)

オーストラリアの企業nuraが開発する「Nuraphone」は、音質のパーソナライズ機能を備えたヘッドフォンだ。
調整用の音に対してユーザーの内耳が返す音を測ることで、個々人に最適化された聴覚プロファイルが設定される。目標額の18倍となる180万ドルを獲得したKickstarterのプロジェクトページでは、HAXのプログラムに参加した際の開発風景も見ることができる。日本でも2019年4月27日 から販売を開始している。

 

Petronics

設立:2014年 累計調達額:約230万ドル

HAXからの投資
・2014年1月 2.5万ドル
・2017年2月 228.5万ドル
・2019年3月 転換社債取得

Petronicsは猫の動きを学ぶAIやセンサーを搭載し、捕まらないように逃げ続ける自走式のキャットトイ「Mousr」を開発している。
この電動猫じゃらしは、転倒しても自力で起き上がることができ、大きな車輪で家の中のあらゆる場所を駆け抜けていく。スマートフォンのアプリを使えば、遠隔操作や猫を喜ばせるためのゲームも楽しむことができる。2014年に実施したKickstarterのプロジェクトページによれば、プロダクトデザインにはHAXのマネージャーも関わっていたようだ。

 

Japet Medical

設立:2016年 累計調達額:約170万ドル

HAXからの投資
・2016年7月 金額非公開
・2016年11月 転換社債取得
・2017年8月  170万ドル

HAXはヘルステック分野への投資も積極的に行っている。フランスのJapet Medicalが開発する「Atlas」は、背中の痛みを和らげ姿勢を維持するための外骨格デバイスだ。腰と背中に巻いたバンドを結ぶ4本のバーが伸縮することで、荷物を抱えて運ぶような肉体労働や、背中に痛みを抱える人のリハビリテーションをサポートする。

 

Moona

設立:2016年 累計調達額:約100万ドル

HAXからの投資
・2017年10月 転換社債取得
・2018年5月 65万ユーロ(72万ドル)

「Moona」は快適な睡眠をサポートするガジェットだ。枕カバーに挿入したパッドに温度を調整した水を送り込むことで、入眠や深い眠りの促進、快適な目覚めを実現することができるという。スマートフォンアプリとあわせて使えば、個人に適した温度や睡眠データの保存と分析も行える。

 

Makeblock 

設立:2011年 累計調達額:7990万ドル

HAXによる投資
・2012年2月 2.5万ドル
・HAXの運営会社であるSOSVからも2012年2月、2013年9月、2015年9月の3回にわたって投資を受けている。

初心者向けのプログラミングロボットキット「mBot」や、シングルボードコンピューター「Halocode」などのSTEM教育ソリューションを展開するMakeblockもHAXのプログラム出身だ。中国企業として初めてHAXからの投資を受け、2012年末のKickstarterプロジェクトを成功させて以来順調に成長し、現在では世界2万5000校以上の学校にMakeblockの製品が導入されているという。

(調査・文:淺野義弘)

※各社の累計資金調達額は2019年7月時点での公開情報・為替レートに基づいています。

 

DMM.make AKIBA 企業向けサービスについて

DMM.make AKIBAでは企業とスタートアップをマッチングするイベントや、IoT時代を切り拓く人材を育成する研修プログラムを提供しています。

施設の見学や説明会も随時実施しています。まずはウェブサイトからお問い合わせください。

また、FACTの更新情報の他にもビジネスパーソンに有益なイベント情報などのご案内をメールマガジンで配信しています。ぜひご登録ください。

DMM.make AKIBAのウェブサイトはこちら

サービスの一覧及び資料はこちら

お問い合わせはこちら

 

                    お問い合わせはこちら
FACTの最新記事をリアルタイムでお届けします